後ろなんか見ないで全力で走り続けた。まだ駆け抜けてはいない。終わりは見えないからだ。
いくら走っても走っても終わらない。チームで仕事?欺瞞なのか嘘なのか。一緒に働いている人のヤリ方がおかしいのは分かっていた。それでも、俺が俺自身に「意思がある」ことを証明する為にどんなにバカバカしくてもやりとげようと思っていた。
正しい事よりも組織の和が重視され、間違ったことが横行する。頑張れば頑張るだけ損を見るような気もしている。もしかしたら、頑張らない方が楽なのか、とも。人はこんな環境の中でも腐らずに努力し続けられるのか自分自身を実験材料として観察し続けている。