3年前、俺はもう消えてなくなりたい、死んでしまいたいという気持ちに苛まれていた。そのまま、自殺の危険有り、として精神科の閉鎖病棟へ直行で入院となったのだが、それからちょうど今日で3年経ったわけだ。当時はそういう自殺願望が凄まじい以外は、至って普通(だと思っていた)。変わらず仕事の作業もできてた。ただ、ひっきりなしに自分が死ぬイメージは脳裡から離れなかった。惨めに首を吊ってぶら下がっている様子、飛び降りでグチャグチャになった様子、ありとあらゆる自殺法を脳内でシミュレーションし、確実に逝けそうな首吊りで行こう、というのだけは決めていた。思い出しただけでもキツいが、3年経っても相変わらず仕事で潰れそうになってる状況は変わっていなかった。当時の自分からしたら3年もしたら、もう死んでいるか、或いは厄介ごとは解決してもう少し幸せに暮らしていると思いたかっただろうが…。
今朝は、冷たい冬の雨が降っていてそれに打たれることで、惨めな気分がさらに加速していた。思い出すまいと思って仕事をしていたが、当時は本気で死ぬつもりだったものなぁ、とかそういう考えが頭をよぎり続けていた。結局、この3年で何が変わったのだろう?会社に行って、人並み以上には仕事をこなせるようには戻ったとは思うが、私的な部分の「人生の厄介ごと」については、まったく片付いていない。
フラッシュバックという奴だろうか。久々に消えて居なくなりたいような気分に戻ってしまった。
生きることに意味はないとは思っている。もしあるとしたら、この身体は動物や昆虫と同じく子孫を残すための遺伝子の入れ物に過ぎない。しかし、それすら放棄したから、やはり生きる意味はない、というところに帰着するしかない。