マインドフルネスな瞑想は仕事のモチベーションを下げる可能性が示される
by Thư Anh「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」という意味合いのマインドフルネスはGoogleが研修に取り入れていることもあり知名
そういうわけで、上記の記事のようにマインドフルネス瞑想を熱心にやった結果、仕事のモチベーションが下がるというのはある意味、当然なことだと思う。だって、仕事でアウトプットや成果を出していくというのはある種、人間の欲求に沿ってるものだからだ。現状をありのままに捉え、それを受け入れる訓練を続けていれば、それはこの記事のようになると少しばかり瞑想をかじった初心者の俺は思う。
ただ、俺の場合は鬱になって、過去の自分のこれまでの来し方や、未来の迫りくる不安から少しだけ解放してくれる便利なツールだったので、マインドフルネス瞑想をやってきたに過ぎない。言ってしまえば、悟りを得る修練の一環と言っても、そう簡単に悟れるわけもないし、ブッダですら梵天勧請の話にもあるように、仏教の教えを人々に広めてと頼まれるまで、これは普通に人々に受け入れられるものではない、繊細で微妙なものだ、と思っていたという。
善も悪も失うこと|ニー仏|note
ミャンマーまでわざわざ行って、仏教のことを学ぶために瞑想の実践をしている人が言うくらいなので、おそらく瞑想を続けても執着から少しずつ解放はされていくのかもしれないが、良い人になる為の修練ではないし、ましてや、生き易くなる為の訓練でもないのかもしれない。(もしかしたら、俗世に居づらくなって出家せざるを得ないレベルまで行ってしまうかもしれないし。)
つらつらと書いてしまったけれど、俺自身はストレスから解放されるためのツールくらいの捉え方であって、自分に効果があったからと言って、他の人に安易に勧める気にはなれない。やっぱり、非常に繊細で微妙なものだからと思うからだ。やりたいと思う人はブームが来る前に出た本でオリジナルに近そうなものを読んだり、場合によっては鎌倉あたりのお寺で早朝にやってる座禅の会みたいなのに参加してくるだけでもいいと思う。疑問に思う人には勧めない。欲や執着があるのも人間らしい特色だと思うし、これらを削いでいくことで人生がつまらないと思うようになる人だっているかもしれないからだ。ただ、俺自身は、これからも時間のある時は瞑想はしようと思う。