自分の若い頃も過ぎ去り、30代後半となった今、かつての趣味だったもの、かつて熱心に勉強していた専門書を棚卸ししようと思っている。もう人生で残された時間で割ける分は、過ぎ去っていった若かりし頃の時間とその密度とを掛け合わせたものよりも圧倒的に小さいのだ。
学生時代の専門書も今さら理解するには難解過ぎておそらくもう見ることは無いだろう。本棚から取り出していつでも古紙回収に出せるようにしておいた。
趣味も自転車は今住んでいる辺りに引っ越してきてから、路肩の道幅も狭く交通量も多いので走りづらいので、乗らなくなってしまった。学生時代はこの自転車で当時住んでいた街の中ならどこへでも、また50kmほど離れた街へも往復したりしていたものだ。1万㎞は走った自信もある。マウンテンバイクなので里山でガレ場を降りたりそういう楽しみもしたけれど、今住んでいるところはちょっとどこかまで行けば山がある、という訳でもなくまたそういうところへ行く体力も時間もない。メンテナンスもほどほどにしてきたけど、補修部品が出ないパーツもあってもうここらが潮時かな、と。欲しいと言ってくれる知人もいたけど、僕と体格も違うのでフレームのサイズも合わず、ペダルがビンディングと話したら靴まで揃えるのはちょっとなぁ、という事で諦めてくれたようだ。一応問題なく走れるけど、錆びもところどころあるし、売っても二束三文なので後腐れなく粗大ゴミで捨てようかと思う。
ただ、いっぺんにやり過ぎると周りの人に終活を疑われるので注意…('A`)